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 生きていくのは困難なものです。
 


いきなり重い書き出しをしてしまって申し訳ありません。

けれどそう思っている人は多いし、
実際に大半の場合において、人生に苦難はつきものと

言っていいでしょう。

仮に一時的に平穏や幸せを感じていても、いつの間にか怒りや悲しみに

その座を奪われているようなことは日常茶飯だし、ずっと一緒に

いたかった大事なものたちとも、ついには別れる日がやって来ます。

この世界において私たちは、全く、本当に、この一時さえもその変化を免れることはできず、

そういう意味で、とても無力です。

思いがけないことは常に起こり続け、
気づけばどんな毎日も、起こったその出来事に笑ったり泣いたり怒ったりしながら過ぎていっています。

喜びや悲しみ、怒りといった感情たちは雲のようにもくもくとどこからともなく現れてはしばらく心の中に居座って、

そして必ずまたどこかへ消えていくのです。

心の中の空にも、だから当たり前のように天気があり、晴れている時もあれば曇りや雨や時には嵐のことだってあります。

そしてこれは、気づいていない場合も多いのですが
実際の気象と同様、世界を覆い尽くしているように見えるその黒々とした暗雲は、

実は澄んだ青空の内に一時的に現れているだけの存在で

どんなに分厚い雲であっても、その上には必ず晴れた空が広がっているのです。

飛行機に乗って雲の上を飛んでいると、そのことはより明白です。

それは、心の天気の変化に日々振り回されている者にとっては、大きな救いとなりうる事実かもしれません。


私たちの心は、どんな悪天候の時も必ずどこかで晴天と繋がっています。


巨大な悲しみや怒り、苦しみに押しつぶされそうになっている時、
そのことを知っているだけでも大きな助けになるし、

具体的なすべを習得していたなら自分の力で雲を越えることも出来るでしょう。


ここで私がお伝えしている内容は、
どんなものであれ、晴れた空へと続く道を示したものです。

その全ては私が見つけたものではなく、遥か彼方より先人たちがここまで伝えてきてくれた、

いつの時代にも存在する心の在り方です。

無数にある方法の中からほんのいくつかではありますが、その道への出会いを今待っている方に届けられればとの思いから、この「晴空便り」を発信していくことにしました。

願わくば、晴空への窓を開ける一助となれますよう。

 


  末富晶

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晴空便り - ちいさな郵びん配達
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